折り畳み日傘
絵羽織をお預かりしまして日傘のオーダー
今回は折り畳み式
絵羽織なので、背中部分と前に少しだけ絵があって、それを活かしてモダンな日傘が出来ました🎵
日傘の骨を縫い付けているといつも思い出す事がある。
【傘の移動販売のおじちゃんの事】
よ～がさ（洋傘）のしゅうりにまいりましたぁ♪
ってアナウンスしながら車にいっぱい傘をぶら下げてやってきて
近所の人が修理を頼みに持ってきたのをその場で直してくれたり、
傘のハンドル部分に電動彫刻ペンみたいので、フリーハンドで名前を削ってくれて
そこに クレヨンをゴシゴシ塗ってから拭き取ると 名前を削った部分にクレヨンが入り込んで 目立つ様になる。
今じゃ個人情報が…とかになるんだろうけど、その当時は〈自分の！〉ってわかって良かった。
傘を新しく買ってもらって、名前を削ってもらうと、
「クレヨン、何色がいいかな？」
なんて聞いてくれて
なんだか 嬉しかったりした🎵
修理の傘が無い時も、私は用も無いのにちょびちょび見に行って
‘’おじさ～ん♪”
なんて、声をかけると、
四角い年季の入った木の箱の中から茶飴を一つくれた。
美味しかったなぁ～✨
たまにオレンジの飴の時もあって、
あー…今日は茶飴じゃないんだ～…
なんてがっかりしたり 笑笑
（今思えばなんと図々しい子 笑）
でも、なんだか、そんなゆったりした時代の風景が思い浮かんで懐かしくなる
昭和の古き良き時代ってやつかな 笑
まさか、今、自分で日傘を作るなんて思ってもなかったよな～…